La 33a Friska Lernejo de Esperanto
第33回エスペラント林間学校
2001年9月22日(土)〜24日(月)
会場 |
野外活動センターあさぎり寮
〒673-0847兵庫県明石市明石公園
1番27号
電話 078−911−6786 JR及び山陽電鉄の明石駅の南側ロータリーの一番東側のバス停から、「明舞団地行き」「朝霧3丁目行き」「明高下行き」などに乗っていただき、2つ目のバス停「上の丸3丁目」で降りて徒歩で約5分くらいです。(料金200円)
地図はここ をクリックしてください
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参加費用 |
受講料 8000円 (前半または、後半クラスのみ 4000円)
宿泊料 1泊 3000円 2泊 6000円
食費 朝 600円 昼 900円 夕食 1500円
全日程参加合計 20000円 |
主催 |
関西エスペラント連盟 (略称 KLEG クレーグ)
〒561-0802豊中市曽根東町1-11-46-402
電話・Fax 06-6841-1928
電子メール kleg@mvf.biglove.ne.jp |
申込方法 |
関西エスペラント連盟内林間学校組織委員会へ、参加申込書
を郵送。(上記住所)
または、組織委員の田中( tanakazu@arion.ocn.ne.jp
)宛てに 送信してください。いずれも料金は、当日払い。
「申込期限は、2001年9月17日です。」 (必着)
なお,「あさぎり寮」には,予約者以外は泊まれませんので,必ず事前に申し込んでください。
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目次
1.講義その他の日程
9月22日(土)
9月23日(日)
9月24日(振替休日)
2.予定しているクラス
(1)入門エスペラント 定員 15人
講師 竹内 義一
テキスト La UnuaKursolibro (600円)
エスペラントにふれたことが今までない方が対象。ABCの読み方から始めます。
ゆっくりと親切・丁寧に講義をすすめます。 また、エスペラントが、いかに世界の人々の友情に役立っているか、豊富な経験から、わかりやすく、教えてくれます。
(2)やさしい読み物 定員 15人
講師 朱 恵明
テキスト "Gerda malaperis!" ( 500円)
第12課まで、予習してください。授業方針は以下のとおりです。
- 音読して、エスペラントの発音に慣れる。
- 耳で聞いて、情景を思い浮かべ、なるべく直接エスペラントで理解できるように手助けします。
- 本に載っている表現を学び、実際に応用する。
- 本に載っている基本的な文法の復習も行う。
(3)エスペラント作文教室 定員 15人
講師 相川 節子
テキスト 自主教材、当日会場で渡します。
講師が用意する多くの問題文の中から、自分の能力に合わせて指導が受けられます。
日本語の文を翻訳するのでなく、状況を設定して、文字どおり「作文」をします。たとえば、「誕生日プレゼントのお礼状を書く」など。お忙しい方の、部分参加も歓迎します。
(4)楽しくおしゃべり会話教室 定員 7人
講師 津田 昌夫 中津 正徳
テキスト Subtekste (1700円)
入門講習をすでに終えた中級の方が対象。
18時間エスペラント漬けになり、会話に自信が持てるようになることを、目指します。2人講師体制のうえに受講者を数を限定してより豊かな学習を目指します。3日間を通じて参加できる人を優先します。
(5)日本人のための発音矯正教室
定員 各 15人
前半クラス 授業1〜3
後半クラス 授業4〜6
講師 タニ ヒロユキ
テキスト 自主教材
母音、子音の発音から単語のアクセントとトーン、文のイントネーションまで、徹底的に練習します。最後に有名エスペランティストの声の録音を聞きながら、イントネーションをそっくりにまねる練習をします。
(6)通信講座集中学習会 定員 特になし
講師 藤巻 謙一
沼津エスペラント会初級/中級通信講座
受講生を対象とする集中学習。受講中の方,受講期限を過ぎてしまった方(ただし期限後6ヵ月以内)が対象。
通信講座での学習プログラムを、そのまま合宿会場で実行していただきます。講師は、添削と学習のアドバイス、会話指導をします。
(注)
通信講座受講生と未修了の元受講生(期限内)のみを対象とします。
したがって、通信講座受講生でない方が受講を希望される場合は、沼津エスペラント会通信講座(初級または中級)にあらかじめ申し込み/登録をしていただくことになります。
問合せ 沼津エスペラント会
(〒410-0012沼津市岡一色501
Tel/Fax 0559-22-3783、
電子メール esperanto@thn.ne.jp
ホームページ http://www2.tokai.or.jp/esperanto/)
(7)Dialogo(朗読)の練習 定員 8名
後半クラスのみ 授業4〜6
講師 みね・よしたか
テキスト Facila skec-albumo (1050円)
中級者を対象にした,dialogoのクラス
クラスの内容は,1ページに1編の学習用の対話形式の寸劇集をテキストにして,dialogojの学習をする。
3.公開講演会と対話 23日 13:30〜15:30
- 講演「アジアのエスペラント運動」 竹内 義一さん
中国や韓国、ベトナムなどのエスペラント運動の現状と未来について語ってもらいます
- 対話「私たちとエスペラント」 藤巻 謙一さん と 峰 芳隆さん
藤巻さんに峰さんがインタビューします。出席者の参加も歓迎。
4.どのクラスの参加するか,迷っている人へのヒント
★これから学習を始める人には−
これから学習を始めたいという人には,竹内義一さんの「入門クラス」か,藤巻謙一さんの「通信講座集中講座」をお勧めします。
★初級学習中で力をつけたい人には−
朱恵明さん指導の「やさしい読み物」クラスをお勧めします。
★書く力を身に付けたい人には−
La Movado のKajero Libervolaでおなじみの相川節子さんの「作文教室」を。個別指導ですから,自分にレベルに合った指導が受けられます。
★会話が楽しめるようになりたい人には−
芦屋の津田昌夫さんと高槻の中津正徳さん指導の「会話教室」を。た だし,定員は7名です。
★きれいな発音ができるようになりたい人には−
大学でエスペラントを教えている言語学の専門家,タニヒロユキさんの「発音矯正教室」を。
★朗読を楽しみたい人には−
峰芳隆さんの「Dialogoの練習」クラスを。
5.講師からのひと言
★ 入門クラス(竹内義一)
初めてエスペラントを学ぼうとする人たちが対象です。復習クラスではありません。これから足を踏み入れようとされる「エスペラントの世界」を,ことばを学びながら,お話しようと思います。皆さんの質問におこたえしながら,エスペラントでなにができるか,考えましょう。今後の学習の便利を考えて,La
Unua Kursolibroをテキストに使います。
★ 読み物クラス(朱恵明)
なぜ,すらすら読むことができないのか。なぜ,わかっているのに,口からなかなか言葉として出ないのか。また,耳から聴いても理解し難いのはなぜか。初級をおわった人に,苦手を克服するためにどうすればいいのか,わかりやすく説明し,訓練することによって,語学力をアップをめざします。
★ 作文クラス(相川節子)
本誌の「作文教室」のような,日本語の短文を翻訳する課題も出しますが,状況を想定して文をつくる練習を中心にします。たとえば「Pasporta
Servoの名簿に載っている人に,宿泊受け入れ依頼の手紙を書く」などです。部分参加も歓迎します。雑誌や新聞の記事で,訳してみたいものがあればご持参ください。みんなでいっしょに考えましょう。
★ 会話クラス(津田昌夫・中津正徳)
昨年と同じ"Subtekste"を使って,みっちりと会話の練習をします。講師二人が会話の切れ目がないように工夫します。全期間参加できる方を優先し,密度を濃くするために最大7人までの少人数とします。昨年の続きで,今回は13ページから行います。学習の初めに全員が記事の内容を十分把握してから,応答の練習を始めますので予習の必要はありません。La
Unua Kursolibro修了程度のレベルが必要です。
★ 発音クラス(タニヒロカズ)
昨年の林間学校や今年の関西大会で行ったものと同じ発音イントネーション矯正の実践練習クラスです。簡単なモデル対話を理想のイントネーションでいえるように,一人ひとり声に出して練習してもらい,ザメンホフなどの声の録音を聞いて,イントネーションをそっくりにまねる練習もします。プリントを用意します。準備は不要です。
★ 通信講座クラス(藤巻謙一)
日常まとまった時間のとれない通信講座受講生のみなさんのご受講を,心からお勧めいたします。三日間で一気にゴールまで突っ走るっていうのはいかがですか。これを機会に通信講座で学び始めるっていうのも,すばらしい考え。
講座の教材を持参してください。中級の受講生はカセットテープと再生装置もお忘れなく。
★ 朗読クラス(峰芳隆)
一人でテキストを読むよりも,二人で朗読することの楽しさを体験しましょう。タニさんの発音教室の前半クラスを修了した人もどうぞ。テキストは,ニュージーランドのBertram
Potts作のFacila skec^-albumoで,ロンドでの学習会などでも使えます。」
★ 講演「アジアのエスペラント運動」(竹内義一)
アジアのエスペラント運動も変わりました。自立した市民運動として「エスペラントの世界」を構築しようとする流れが,アジアの国ぐにに見られます。市民的自由の拡大や,情報伝達技術の進歩がそれを支えています。一方,旧宗主国や「経済大国」の言語が生活に浸透し,言語的に自立した人間の対話を疎外しています。その様相や問題点を,ザグレブの世界大会などで得た最新情報を交えてお話します。
● お話「私たちとエスペラント」(藤巻謙一)
これは,講演ではなく,峰芳隆さんとの対話形式が予定されていますが,もちろん参加者の皆さんも対話に加わっていただけます。これに関しては,藤巻さんからは,次のメッセージが寄せられています。
「私たちとエスペラント」というタイトルから出発する対話が,どこをたどって,どこにたどり着くか,まだだれにも分かりません。どきどき。話題がエスペラントから大きく離れることがあるのかも。はらはら。未知なもの,結末が分からないものに引かれるあなたにおすすめ。わくわく。(藤巻)
6.昨年の参加者の感想(La Movado 2000年11月号より)
エスペラントづけの会話教室
4年前,激務の看護職を退職後,水を得た魚のように飛び込んだのが琵琶湖畔での林間学校でした。その後毎回参加で,少しずつ私の自己流のエスペラントが修正され,学習方法も定まりつつあります。これからも体力の許すかぎり参加したいと思っています。今回も皆様の温かいお心遣いで,気持ちの良い3日間を過ごす事ができました。
私の参加した「楽しくおしゃべり,会話教室」は,男性4名と女性4名でした。テキストは"MONATO"をもとに作られた"Subtekuste"で,いまその"Antau~parolo"と"Enkonduke"を読み返してみて,改めて良いテキストを選んでいただいたのだと実感しています。
71pの12pまで進みました。自分の進歩は"?"ですが,他の皆さんの進歩はめざましく,エスペラント以外では話さない3日間があっという間に流れました。来年もこの続きが行われるそうです。もっと力を付けて参加するぞと心に誓っています。(吉村アサ枝・三重)
楽しさ実感の会話教室
勉強不足は棚に上げ,しかし会話はなんとかできるようになりたいと,会話の特訓をするという案内に少しは頭にカツをいれてもらえそうと申し込んだ。
テキストは,"MONATO"の記事を題材に会話練習や文章作成用に編集された「別冊MONATO」。津田さんと中津さんの絶妙な講師ぶりで15時間が長く感じられなかった。
テキストにはところどころ日本人にはなじめない設問もあったが,全般に良く作られていてなかなか面白かった。ただ面白いのと即座に会話するのとは別のことで,自分の記憶している単語数の少なさに苦労した。
そのうえテキストを二日めの朝にやっと手にいれたこともあり,また夕食後のおしゃべりタイムが楽しくてつい睡眠不足になり,設問の文章を正しく読みとれず勘違いして返答したり,と思いきり恥もかいた。学習歴の短い方々がお上手なのにも発奮させられた。来年を待たず先ずはふだん実践することから再挑戦したい。(西
千寿子・京都)
作文教室の15時間
林間学校という懐かしい響きに誘われ,初めて参加しました。「作文教室」で,5人の受講生と共に,課題作文に計15時間取り組みました。これほど長時間勉強のために机に向かったのは,いつ以来だったでしょう。
簡単な短文作りや状況設定作文があり,それぞれが自分のペースで自由に進めていく方法でした。実際にすぐ役立ちそうな場面設定も多く,それを個人添削で詳細に指導していただき,新たな知識を得る事が出来ました。ただ,他の受講生が同じ単語をどのように使い,どんな文を作っているのか知りたいという気もしました。
色々な所から集まった様々なエスペランチストとの交流は私にとって得がたい経験です。エスペラントという言語そのものや,その学習上の悩みや疑問について話し合ったり,先輩から助言や経験談を聞くことができるからです。次は「やさしい日常会話教室」などができることを願っています。(靜
寿美子・大阪)
3日間,エスペラントの中で
林間学校には初めて参加しました。友達に誘われてエスペラントを始めて3年になりますが,なかなか勉強が進まないため,エスペラントの中に身を置くことで少しでも慣れ,またうまくなりたいという思いからです。
授業は,相川先生の「作文教室」でした。問題ができるごとに,先生に一対一で対話をしながら添削してもらい,いろいろと指導を受けました。そして共通の時間には,全員で先生を中心に作文のこと,またエスペラントのことも話し合いました。
そしてエスペラントがうまくなるため,また慣れるためには「たくさん本を読みなさい,自分の興味のある本を」ということで,やさしい本を2冊買って少しずつ読書中です。(浜口真守・大阪)
充実感一杯で帰途に
楽しかった去年のFriska Lernejoを思い出し,今年も参加させていただきました。二年前,宝塚から岡山県備中高梁市に引っ越した私にとって,六甲や神戸はまさに古巣的存在で懐かしく,訪れるたびにうれしい原動力をいただいています。
数ある授業の中で迷った末,「発音矯正」と「講師養成」に出席しました。多くの皆様と共に経験豊かな講師のユーモアあふれるお話が聞けてとっても幸せでした。
「発音矯正」では,ザメンホフの肉声からエスペラントのイントネーションがなるほどと思え,なぜか懐かしく聞き取れたのは私だけだったでしょうか。また,本だけでは分からない発音を一人一人読ませてくだっさったことも,充実感一杯だった要因の一つではなかったかと,しみじみ思い返しています。
「講師養成」の授業では,皆さんの貴重なアドバイスを聞かせていただき感激しました。今,有機農業と林業に従事している青年と学習しておりますが,山城のある古い城下町で,はたしてエスペラントの若松を緑豊かに育てられるか,長期的な課題ではありますが,気負わず進めて行けたらと思っています。(宮谷保子・岡山)
初心者を卒業するために
私が,「民際語エスペラント」を知ったのは,20数年以上前のまだ高校生のころ,雑誌の紹介記事ではなかったかと思う。その時は,そういうものがあるんだな,くらいで気にもとめなかった。でも最近のインターネットブームで,検索しているうちエスペラントを見つけた。まだ,使われていたのか? 好奇心から少し,やってみようと思った。
しかし,どうすれば学べるのか? そこで,インターネットで検索してみると「沼津通信講座」がよさそうで,受講してみることにした。初級講座の後半にさしかかってきたころ,「エスペラント林間学校」の案内が送られてきた。「参加者の実力に合わせて,講義を進めます。
あなたも万年初心者(?)を卒業してみませんか」という言葉に参加してみることにした。エスペラントは,他のどの自然語よりやさしい言葉だそうだが,私は,もう学び始めて,8ヵ月ほどになるのに,全然身につかない。
現在の状況から抜け出すにはこれしかない。でも,前半は何とかついていけたのだが,最後の日はちょっとついていけなく終了してしまった。でも指導してくれた後藤先生は,とても親切でやさしい方でした。(和田
勲・岐阜)